ホラー秘宝まつり2本立て。

 夕方からキネカ大森に行ってきました。2週連続ですが、現在開催中のホラー秘宝まつりでは、観たい作品の上映日時がだいぶ限られているので、固めて鑑賞出来る日に足を運ばざるを得ない。今回は午後に出かけ、夕方に現地入りして、まずは2作品のチケットを確保……これを立て続けに鑑賞出来る、私にとって都合のいい時間が今日しか見つからなかった、というのがいちばんの理由だったり。

 まず最初に鑑賞したのは、4人の女性タレントを心霊スポットに送りこみ、様々なミッションなどで獲得した点数を競わせた模様を押さえた怪奇ドキュメント心霊ツアーズ』(Brownie配給)

“殴り込み”シリーズを支えてきた山口プロデューサーらしからぬ、お色気バラエティ路線を引き入れたみたいな内容ですが、これが思っていたより面白かった。出てくるのは女の子ですが、手法は“殴り込み”に近く、ミッションのかたちでそこにいる異界のモノを刺激して痕跡を記録しよう、という試みになっている。来年のホラー秘宝クイーンというお仕事を餌にされた女の子たちがそれぞれに奮闘しているので、かなり真剣ですし、ロケ場所はけっこう本当に不気味なので、想定外のリアクションもたくさん押さえている。しかも、けっこう凄い現象をかなりいいところまで記録し、検証もしているので、なかなか意義のある怪奇ドキュメンタリーになっている。これ、場所やミッションを変えて、毎年恒例にしてもいいんではなかろうか。

 鑑賞後、裏の建物にある飲食店で少し早めの夕食。予めネットで探したお店で、それなりに人気がありそうだったために、他のお店に変える可能性も想定していたんですが――ぜんぜん客がいなかった。どうもここはオフィスビルらしく、基本的に平日、上の階で働いている人たちを対象にしているようです。お陰でスムーズに食事は出来ました……が、広々とした店内に、気づけば私ひとりしか客がいない状況が、ちょっと怖かった。

 劇場に戻り、2本目の鑑賞です。これを押さえておかないとこの夏を終わらせることは出来ない、と思っていた1本、怪談新耳袋Gメン冒険編 後編』(Brownie配給)です。

 先週のような上映トラブルはなく*1、相変わらずの無茶な“冒険”で終始笑わされつつも、ちゃんと怪奇ドキュメンタリーとしての収穫もある。前々から新耳袋ライブにて木原浩勝氏が仄めかしていた“仕掛け”は、正直なところ、木原氏の手法を知っているか、オカルトの知識が備わっていないと、劇中の描写では意義が伝わりづらいように思えましたが、効果を上げているのは間違いなさそう。後半ふたつのアタックの収穫はなかなかのものでした。テンポも良く、笑いどころも緊張も恐怖もしっかり盛り込まれているので、昨年以上にファンの期待に応える出来になっているのは確か。

 ちなみに今日の上映はこのあと、怪談新耳袋Gメンと『新耳袋』著者・木原浩勝氏が登壇しての“ホラーしゃべれ場トークショー”が実施されたのですが、ネットで言及するときは他の作品と一緒にしないで、と言われたので、別の項にまとめます。

*1:空き時間に確認したところ、上映用素材に問題があったそうです。差し換えたので、その後の上映はクリーンな映像になっているとか。一安心。