3Dにこだわるのはやめました。

 月初に旅行を挟んだことで、観たい映画がまたぞろ溜まってきております……そして次々に終わってます。いまも時間的にそこまで余裕たっぷり、というわけではないので、行ける日に、これと決めたものを粛々と鑑賞するしかありません。

 急激に冷え込むなか、何故か徒歩にてTOHOシネマズ上野へ……ほんとにこの映画館は、私にとっては電車賃を払うのが若干馬鹿馬鹿しいくらいに近いのです。天気予報では終日雨になってましたが、出かけた直後はまだ雨脚が弱く、寒さも歩いているうちに気にならなくなる。このくらいはいい運動です。

 本日選んだのは、マーヴェル・シネティック・ユニヴァース最新作、身体を自在に縮小できるスーツを手に入れたもと泥棒、という異色の経歴のヒーローが新たな相棒とともに、量子の世界に彷徨う女性を救出するべく奮闘するアントマン&ワスプ(字幕・2D)』(Walt Disney Japan配給)。マーヴェルはIMAXとかMX4Dとか積極的に使ってますが、今回は2Dを選びました……いい環境で鑑賞しよう、なんて考えてると、上映時間やタイミングが合わずに、観るタイミングを逸することも多く、実際マーヴェルは2作、それで劇場で観逃してるので、あんまりこだわるのはやめました。

 これまでに観たマーヴェル映画では前作がいちばん好きなのですが、今回も面白い……けど果たしてこれはヒーロー映画と言っていいのか。同じものを競って奪い合ってはいますが、明確な敵も悪役もいない。いちおう銃を撃ってくる奴もいるんですが、まったく血腥い場面はなく、異様にあっけらかんとしている。しかしそれでいて、色々愛憎が入り乱れていたり、複雑な駆け引きがあったり、本質的には家族愛が織り込まれていたり、と奥行きはある。身体の伸縮が可能な技術、というシリーズの根幹に関わる設定を敷衍することでここまで物語を膨らませるSFスピリッツみたいなものも感じられて、相変わらず観ていて楽しい1本でした。

 基本的にマーヴェル作品をそれほど知らなくてもいいくらいの作りなんですが、でもそのつもりで観てしまうと、エンドロールのところで放り出された気分になるかも知れません。なんであんなことになったのか、少なくとも『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』くらいは観ておかないと理解できませんし。そして、あの顛末を観てしまった以上、少なくとも『アベンジャーズ4』くらいは観ないと収まらなくなる。なんて罪作りな。

 鑑賞後も、徒歩にて帰宅しました。それにしても急に寒くなりすぎ。