『ミスター・ガラス』

TOHOシネマズ西新井が入っているアリオ西新井の駐輪場脇の外壁に掲示されたポスター。

原題:“Glass” / 監督&脚本:M.ナイト・シャマラン / 製作:M.ナイト・シャマランジェイソン・ブラム、マーク・ビエンストック、アシュウィン・ラジャン / 製作総指揮:スティーヴン・シュナイダー、ケヴィン・スコット・フレークス、ロジャー・バーンバウム、ゲイリー・バーバー / 撮影監督:マイケル・グローラキス / プロダクション・デザイナー:クリス・トゥルージロ / 編集:ルーク・シアロキ、ブルー・マーレー / 衣装:パコ・デルガド / キャスティング:ダグラス・エイベル / 音楽:ウェスト・ディラン・ソードソン / 出演:ブルース・ウィリスサミュエル・L・ジャクソンジェームズ・マカヴォイ、アニヤ・テイラー=ジョイ、スペンサー・トリート・クラーク、シャーレーン・ウッダード、サラ・ポールソン / ブラインディング・エッジ・ピクチャーズ/ブラムハウス製作 / 配給:Walt Disney Japan

2018年アメリカ作品 / 上映時間:2時間9分 / 日本語字幕:風間綾平

2019年1月18日日本公開

公式サイト : http://movies.co.jp/mr-glass

TOHOシネマズ西新井にて初見(2019/1/19)


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シャマラン流“スーパーヒーロー”論。

 最近はあえて封切り直後を外すケースも多くなってますが、今回は早く観たくてたまらなかった。劇場は、いろいろ悩んだあげくにTOHOシネマズ西新井を選択……簡単に言えば、バイクで出かけたかったの。駐車場で悩まずに済む劇場はそんなに多くないのです。

 というわけで、朝一番にバイクで観に行った今日の作品は、M.ナイト・シャマラン監督最新作、『アンブレイカブル』『スプリット』のあとを描くサスペンスミスター・ガラス』(Walt Disney Japan配給)。きのう突如として『スプリット』の感想を仕上げたのは、このためだったりして。

『スプリット』でも感じてましたが、いよいよシャマラン監督が自分の作風を完成させたように思います。これまでシャマラン監督が試みてきたことが、見事に噛み合って独自の世界を構築してます。『アンブレイカブル』『スプリット』の物語を経てのサスペンスやアクションを盛り込みながら、中盤以降は過去の出来事を踏まえながらミステリアスに転がっていき、そして終盤には多くのひとの予想を超えた事態が展開していく。実は途中まで不自然に見える点が多い、と感じていたのですが、それすらこの物語の仕掛けのうちだった、と気づかされて、ただただ脱帽。ジェームズ・マカヴォイブルース・ウィリス、そしてサミュエル・L・ジャクソンという強烈な個性を持った俳優の力も完璧にコントロールしていて、シャマラン監督の良さが炸裂している。それこそ『アンブレイカブル』までは良かったんだけど~、と見限っていたひとも、とりあえず『アンプレイカブル』『スプリット』を予習復習したうえでご鑑賞ください。個人的にはシャマラン監督のベストに近い出来だと思う。

 と、内容には満足なんですが、ひとつ納得がいかないのは……パンフレットが作られてなかったこと。一時期かなり低迷してましたし、『スプリット』が東宝東和の配給だったのに今回はディズニー、でも作品のトップに出てくるロゴはユニヴァーサル・スタジオだったり*1、とだいぶこんがらがっているので、色々と事情があるのかも知れませんが、『アンブレイカブル』『スプリット』との関連や、ここまで紆余曲折も含めて解説するテキストぐらい用意して製品にすればいいと思うんですけどー。そんなにも売れ行き期待されてなかったの……?

 鑑賞後は例によって行きつけの蕎麦屋まで足を伸ばし、昼食を摂ってから帰宅。

*1:現在、ユニヴァーサル作品の日本での配給は主に東宝東和が行っている。

『スプリット』

TOHOシネマズ西新井が入っているアリオ西新井、駐輪場脇の外壁に掲示されたポスター。 スプリット [Blu-ray]

原題:“Split” / 監督&脚本:M.ナイト・シャマラン / 製作:マーク・ビエンストック、ジェイソン・ブラム、M.ナイト・シャマラン / 製作総指揮:ケヴィン・スコット・フレークス、バディ・パトリック、スティーヴン・シュナイダー、アシュウィン・ラジャンー / 撮影監督:マイケル・グローラキス / プロダクション・デザイナー:マーラ・レペア=スクループ / 編集:ルーク・シアロキ / 衣装:パコ・デルガド / キャスティング:ダグラス・エイベル / 音楽:ウェスト・ディラン・ソードソン / 出演:ジェームズ・マカヴォイ、アニヤ・テイラー=ジョイ、ベティ・バックリー、ヘイリー・ルー・リチャードソン、ジェシカ・スーラ、ブラッド・ウィリアム・ヘンケ / ブラインディング・エッジ・ピクチャーズ/ブラムハウス製作 / 配給:東宝東和 / 映像ソフト発売元:NBC Universal Entertainment Japan

2017年アメリカ作品 / 上映時間:1時間57分 / 日本語字幕:?

2017年5月12日日本公開

2018年5月9日映像ソフト日本最新盤発売 [DVD Video:amazonBlu-ray Discamazon]

公式サイト : http://split-movie.jp/ ※閉鎖済

TOHOシネマズ西新井にて初見(2017/5/12)


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病名判明。

 前に手術を受けて以来、定期的に眼科の診察を受けています。今日が4ヶ月ぶりとなる診察だったのですが、そのついでに、昨年末に見舞われた左目の不調についていちおうご報告してみた。

 一週間ほどではありましたが、ある日の朝、目が醒めるなり左目に痛みが走り、以後しばらく目が霞んで非常に見づらかった。もしそのままの状態が続くようなら予約を早めて受診するつもりでしたが、とりあえず治まったので、そのままにしていたのです。とは言え今でもときどき左目が痛むことがあり、やはり確認はしておきたかった。

 医師は私の話を受けて、いつもとはちょっと違う診察をしてくれました。結果、あっさりと病名が判明。

 ドライアイでした。

 そもそものきっかけ自体は判然としないのですが、検査ではっきり解るほど、左目の一部だけ涙の膜が乾きやすい状態になっていた。そのせいで、恐らく発症した時点ではひどく傷んだらしい。本質的にはただ目が乾いているだけなので、市販の目薬でも一定の効果が出て、必死で集中すれば焦点も合うわけです。

 手術の予後は問題なし、ドライアイについては専用の目薬を処方してもらって終了。診察の間隔も、他に症状が出ない限りはこのままでいいそうなので、次回は春先となりました。

 ……ああ良かった。また手術が必要、とか言われたらどうしようかと、ちょこっとだけ不安でした……。

『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』

TOHOシネマズ上野、スクリーン入口脇に掲示されたチラシ。

原作:渡辺一史(文春文庫・刊) / 監督:前田哲 / 脚本:橋本裕志 / 企画&プロデュース:石塚慶生 / 撮影:藤澤順一 / 照明:長田達也 / 美術:三ツ松けいこ / 編集:西潟弘記 / 録音:鈴木肇 / 音楽:富貴晴美 / 主題歌:ポルノグラフィティ『フラワー』 / 出演:大泉洋高畑充希三浦春馬萩原聖人渡辺真起子宇野祥平韓英恵竜雷太綾戸智恵佐藤浩市原田美枝子 / 配給:松竹

2018年日本作品 / 上映時間:2時間

2019年12月28日日本公開

公式サイト : http://bananakayo.jp/

TOHOシネマズ上野にて初見(2019/1/15)


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プロローグの高畑充希には私もグッと来ましたよ、ええ。

 午前中は、昨年受けた手術の経過観察のため病院へ。これといって異常はないので診察はあっという間に終了――むしろ、別の部分の話もしてしまったので、余計な診察までさせてしまった気がします。

 夕方、母と連れ立って映画鑑賞へ。ちょうど気になっている作品がかかっていたのと、近場なのにまだ母はTOHOシネマズ上野で観たことがなかったので、早めに予定を組んでおいたのです。

 鑑賞したのは、当時としては難易度の高かった、筋ジストロフィーを患いながらの自立した生活を、自ら多くのボランティアを募って実現した実在の人物・鹿野靖明の姿を、大泉洋主演にてフィクションとユーモアを交えて描きだしたこんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(松竹配給)

 とりあえず気になっていたのは、筋ジストロフィーの描写の正確さだったんですが、この点は文句なし。訳あってそこそこ詳しい方なんですが、極めて実態に沿っている。でも、だからこそこの鹿野というひとの破天荒ぶりが浮き彫りになるわけで、思っていたよりシリアスなんですが、それをうまくユーモアで包んでいる。高畑充希三浦春馬が絡む恋愛絡みのエピソードはフィクションのようですが、この要素があるお陰で、障害者と健常者の対等である部分とそうでない部分が解り易く、そして鹿野というひとの周囲との接し方も伝わりやすくなっている。題材に対してとても誠実で、でもちゃんと娯楽性も確立している好篇。鹿野の母を演じた綾戸智恵がけっこういい味出してます。

 ただ、エンディングテーマは出来たら別の曲にして欲しかった。ポルノグラフィティの曲が悪いわけではないんです、劇中でもっといい使い方をしている曲があるのですから、その原曲を使って欲しかった。そこだけちょこっとスッキリしなかった。